副業を始めて、半年ほど経ちました。
僕が副業として選んだのはブログです。
始めたときには、「まずは月1万円くらい収益が出たらいい」と考えていました。
半年経った今、その目標を順調に達成できているかというと、そうではありません。
ブログを始めても思ったほど閲覧数は増えませんでしたし、記事を書けばすぐ検索から読んでもらえるわけでもありませんでした。
副業を「収益」という物差しだけで評価するなら、まだ成果が出たとは言いにくい段階です。
ただ、半年続けてみて一度立ち止まって考えると、始める前には想像していなかったものも得ていることに気づきました。
今回は、あえて収益以外に絞って、副業を始めて半年で何が変わったのかを振り返ってみます。
1.自分の経験を「言葉にする」習慣ができた
一番大きいのは、これかもしれません。
ブログを始める前も、仕事やキャリアについて考えることはありました。
でも、頭の中で考えて終わることがほとんどでした。
ブログを始めてからは、
「なぜ副業を始めようと思ったのか」
「40代になって、昇進をどこまで目指したいのか」
「子どもが二人になって、キャリアの上昇志向をどう考えるのか」
「共働きで、夫婦それぞれのキャリアをどう両立するのか」
といったことを、文章にするようになりました。
書こうとすると、なんとなく考えていたことでは足りません。
なぜそう思うのか。
以前と何が変わったのか。
これからどうしたいのか。
そこまで考えないと文章になりません。
特に大きかったのが、夫婦のキャリアについて記事を書いたことです。
記事を書くために、自分がどう考えているのかだけでなく、妻がこれからどんなキャリアを歩みたいのかも改めて考えるようになりました。
そして実際に夫婦で話をしました。
子どもが二人いる中で、どちらか一方のキャリアだけを優先するのではなく、お互いに何をやりたいのか。
どんな働き方をしたいのか。
家族としてそれをどう支えるのか。
ブログを書かなければ話さなかったわけではありません。
それでも、記事を書くことが具体的に話すきっかけになり、お互いの考えへの理解が深まったのは、予想していなかった効果でした。
ブログを書くことが、いつの間にか自分の考えを整理するだけでなく、身近な人と考えを共有するきっかけにもなっています。
2.「自分にも何か作れる」という感覚が少しできた
副業を始める前に気になっていたことの一つが、
「会社から給料をもらう以外に、自分には何ができるのだろう」
ということでした。
会社員として仕事をしていれば、会社の看板や組織、予算、同僚など、いろいろなものがあります。
ブログには、それがありません。
自分でテーマを決めて、自分で書いて、自分で公開する。
読まれなければ、タイトルを変えてみる。
続かなければ、続け方を変えてみる。
そして半年続ける中で、ブログそのもの以外にもできることが増えました。
たとえば、AIを使って記事の構成を考えたり、自分の考えを整理したりすること。
ブログだけで終わらせず、内容によってはnote向けに編集して発信すること。
さらに、Xを使って記事を知ってもらう方法も試し始めました。
どれも一つひとつは小さなことです。
それでも半年前には、ブログを書いて、それをnoteやXにも展開するところまで考えていませんでした。
一つの記事を書くことから始めて、少しずつ「自分で作って、自分で届ける」ところまで広がってきた。
これは収益とは別の意味で、半年続けて得たものだと思っています。
3.AIを「使ってみる」から「使い分ける」に変わった
ブログを始めたことは、AIの使い方にも影響しました。
最初は、AIを使えば記事を早く書けるのではないか、という期待もありました。
実際には、AIに文章を任せすぎると、自分が書いた感じがしなくなります。
言い回しや語尾も、いかにもAIが書いた文章になりがちでした。
そこで今は、
・見出しを考える
・自分の考えを整理する
・足りない具体例を洗い出す
・書いた文章を見直す
・ブログの記事をnoteやX向けに展開する
といったところで使っています。
特に最近は、まずAIにドラフトを作ってもらい、「ここに本人の具体が入ると記事が強くなる」という場所を洗い出して、自分の経験を足すという使い方もするようになりました。
AIに自分の代わりに書いてもらうのではなく、自分の経験を文章にするためにAIを使う。
半年間ブログを書いたことで、自分なりの使い方が少しずつ分かってきた気がします。
4.「朝活を続ける」ことより、生活に合わせて変えるようになった
副業を始めれば、当然ですが時間が増えるわけではありません。
むしろ、もともと仕事や家事、育児で埋まっているところに、新しいことを入れることになります。
最初は、朝5時に起きて時間を作ろうとしていました。
平日の朝に15分だけ記事の下地を作り、日曜の朝にまとまった時間を取って本文を書く方法も試しました。
それなりに回っていた時期もあります。
ただ、その後第二子が生まれました。
子どもが二人になると、朝の時間を安定して自分のために使うことは難しくなりました。
そこで、朝5時起きをいったんやめました。
最近は、子どもが寝た後の21時30分から23時30分ごろまでを、自分の時間として使うようにしています。
もちろん毎日2時間ブログを書くわけではありません。
ブログ以外にやりたいこともありますし、疲れている日もあります。
その代わり、通勤時間も使うようになりました。
移動中に記事の構成を考えたり、メモを残したり、まとまった時間がなくても進められることをやる。
半年間で学んだのは、自分に合った完璧な時間割を見つけることより、生活が変わったら時間の使い方も変えることでした。
副業のために生活を無理に固定するのではなく、その時の生活の中で続けられる場所を探す。
これはブログ以外にも使える考え方かもしれません。
5.「いつかやりたいこと」を、考えるだけで終わらせなくなった
僕が副業を始めた理由は、ブログそのものを最終目的にしているからではありません。
いつか、会社員とは別の形でも何かをやってみたい。
その一つとして考えているのが、地方で銭湯のような、人が集まる場所を運営することです。
もちろん、今すぐできる話ではありません。
資金も必要ですし、事業として成立するのかも分かりません。
ただ、ブログを始めてから、この構想との向き合い方も少し変わりました。
候補地を考える。
実際に現地へ行ってみる。
物件価格や事業としての収支を試算してみる。
銭湯に関するニュースや、閉業した銭湯を引き継いだ事例を見る。
以前なら何となく読み流していたニュースでも、「自分がやるとしたらどうだろう」と考えるようになりました。
そして、調べたり考えたりしたこと自体を「銭湯への道」としてブログに残すようになりました。
ブログを書いたから銭湯を経営できるようになったわけではありません。
でも、
考える → 調べる → 試算する → 現地を見る → また考える
というサイクルは生まれました。
「いつかやりたい」と思っているだけだったものが、少しずつ具体的な検討対象になってきたことは、自分にとって大きな変化です。
6.収益が出ていなくても、やめる理由にはならなくなった
半年経っても、大きな収益にはなっていません。
始める前に思い描いていたより、閲覧数も伸びていません。
ここは美化せず、そのまま書いておきたいと思います。
副業として始めた以上、収益化を諦めたわけでもありません。
月1万円という最初の目標も変えていません。
ただ、半年やってみて、
文章を書く。
自分の考えを整理する。
夫婦でキャリアについて話す。
AIを使う。
ブログからnoteやXへ発信を広げる。
限られた時間の使い方を考える。
将来やってみたいことを少しずつ具体化する。
こうしたものも、副業から得られるリターンなのだと分かりました。
だから今は、
「まだ稼げていないから失敗」でもなければ、「収益なんてどうでもいい」でもない。
その中間にいます。
収益化は引き続き目指す。
でも、それまでの時間にも得るものがある。
半年経った今は、そんな捉え方をしています。
半年前より、「選択肢を増やす」の意味が少し変わった
このブログでは、会社員を続けながら「選択肢を増やす」ことを一つのテーマにしています。
始めた頃は、その選択肢をかなり収入に近いものとして考えていた気がします。
会社とは別に月1万円を生み出せたら、一つ選択肢が増える。
それは今も変わりません。
ただ、半年経って、選択肢はお金だけではないとも思うようになりました。
文章を書ける。
AIを使える。
自分でWeb上に何かを作れる。
ブログだけでなく、noteやXを使って発信できる。
自分のキャリアについて言葉にできる。
夫婦でこれからについて話せる。
将来やりたいことについて、自分で調べて動き始められる。
一つひとつは小さなことです。
でも、半年前には持っていなかったものです。
副業を始めるときには、「いくら稼げるのか」がどうしても気になります。
僕もそうでしたし、今も気になります。
それでも、半年間の成果を収益だけで採点したら、見落としてしまうものがかなりある。
それが、半年続けてみた今の感想です。
次の半年では、こうして得たものを大切にしながら、今度は収益という目に見える成果にも少しずつつなげていきたいと思っています。





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