閉業銭湯を復活させた27歳の挑戦から学ぶ「改修費が膨らむ現実」

僕は将来、地方の銭湯を引き継いで運営し、地域のコミュニティとして機能する場にできないかと考えています。
とはいえ今は構想段階で、現地を見たり、資料を集めたりしながら「何が現実で、どこが夢なのか」を少しずつ分解しているところです。

そんな中で今回、YouTubeで「閉業した銭湯を27歳が復活へ!若手経営者を悩ます『入浴料』の壁も【特集】」という動画を見ました。
実際に“継業”で銭湯を復活させようとしている若手の話で、理想よりも現実がはっきり見える内容でした。

この回では、その中でも僕が一番刺さった 「改修費が想定を超えて膨らむ」 という点に絞って、学びと次の行動に落としてみます。

目 次

結論

今回の動画で一番リアルだったのは、銭湯経営の難しさが「集客」や「情熱」以前に、改修費が想定を超えて膨らみやすい構造にある、という点でした。

銭湯を継ぐ=安く始められる、と思いがちだけど、実態はそう単純じゃない。
むしろ“継業”だからこそ、見えない劣化(機械室・配管・ろ過系)が最後に効いてくる

僕が「いつか地方で銭湯を運営したい」と考えるなら、この現実を前提にして計画を組まないといけない、と痛感しました。

動画の要点メモ

動画では、閉業した銭湯を若手(27歳)が引き継ぎ、復活に向けて動く様子が描かれていました。そこで特に印象に残ったのが「改修」です。

  • 当初は比較的少額で済む想定だったのに、工事が進むほど費用が増えていく
  • いわゆる“見える部分”よりも、「見えない設備(機械室や配管)」がボトルネックになる
  • 結果として、計画が「資金面」で難しくなる

この流れは、銭湯に限らず古い設備を扱う事業全般で起こる話ですが、銭湯は特に「水」「熱」「衛生」の装置が多く、影響が大きいと感じました。

なぜ改修費は膨らみやすいのか

動画を見ながら、改修費が膨らむ理由は大きく3つあると思いました。

1) “劣化が見えない”場所が多い

浴室は目に見えるけど、銭湯の心臓部はむしろ裏側です。
ボイラー、配管、ポンプ、ろ過、機械室。

ここは、外から見ても状態が分かりにくい。
そして壊れてから気づくと、工事が大掛かりになる。

2) 部品交換で済まず「周辺ごと」になる

配管の一部だけ交換…と思っても、つながっている。
一箇所を触ると、周辺も古くて結局まとめてやる必要が出る。
芋づる式に範囲が広がる。

3) 先延ばしが積み上がった「ツケ」が出る

長年ギリギリの経営だと、修繕は後回しになりがち。
継いだ瞬間に、そのツケを一気に払う形になりやすい。

僕の構想に引き寄せると「継業=低コスト」の幻想が崩れる

僕は「地方で銭湯を運営し、地域コミュニティとして活性化させたい」と考えています。
その実現ルートとして、ゼロから新築よりも、閉業銭湯を引き継ぐ“継業”が現実的だと思っていました。

でも今回の動画を見て、考えが一段現実寄りになりました。

  • 継業でも、改修費が軽いとは限らない
  • しかも改修は、始める前に完全に見積もり切れない
  • つまり、計画段階から「上振れ」を織り込む必要がある

ここを織り込まないと、
「改修で資金が尽きる→付加価値(場づくり)に投資できない」
という最悪の形になる。

僕がやりたいのは“ただ復活させる”だけじゃなく、持続する形に再編集することなので、ここは避けたい。

改修費オーバーランに備えるための仮説

今回の学びを、次の「備え」に落とします。まだ仮説ですが、行動に変えられる形にします。

1) 継業チェックリストは「機械室」を主役にする

見学で浴室がきれいでも安心しない。
見るべきは裏側。

  • 機械室(ボイラー・ろ過・ポンプ)
  • 配管の更新履歴
  • 水回りのトラブル頻度
  • 修繕の履歴(いつ・どこを・いくらで)

2) 見積もりは「上振れ前提」で組む(予備費)

これは気持ちの問題じゃなく、構造の問題。
“見えない劣化”がある以上、予備費を入れない計画は危険。

「何割予備費」といった話は、次回以降で実際の事例も見ながら詰めたいです。

3) 改修だけで終わらないように“付加価値投資枠”を残す

改修でお金が尽きると「ただの修理」で終わる。
でも僕が目指すのは「地域の場」。

だから、改修費を現実的に見つつ、最初から

  • 滞在の居場所
  • 子連れ導線
  • 物販・飲料
  • 小さなコミュニティ施策

に最低限投資できる枠を残す必要がある。

次に自分がやること

動画を見たうえで、僕の次のアクションは3つに絞ります。

  1. 継業チェックリスト(機械室中心)を作る
  2. 改修費が膨らむパターンを集めて、上振れ幅を仮置きする
  3. 候補地(那須塩原など)の裏どり項目に“継業目線”を追加する
    • どのエリアに“継業しやすい物件”が出やすいか
    • 車導線と駐車前提で成立するか

最後に

銭湯は、やり方次第で「場」になれる。
でもその前に、装置として維持できるかが問われる。

今回の動画は、その現実を真正面から突きつけてきました。
だからこそ、僕はこのテーマを「夢」で終わらせず、改修費という現実を前提に設計する側に回りたいと思います。

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